「シャッタースピード」とは?わかりやすく解説

露出を決める要素は3つあり、絞り、ISO感度、シャッタースピードです。絞りとISO感度については別記事で解説しました。

初心者のために「絞り」を解説

初心者早わかり!「ISO感度」って何?

今回はシャッタースピードを解説します。

シャッターのしくみ

シャッターボタンを押すと「カシャ」という音がしてカメラの中で何かが動いている音がします。

中ではどうなっているのでしょうか?

カメラ内のシャッターの機構は主にミラー、シャッター幕、センサーがあります。シャッターが開いていないときはミラーは降りていて、ファインダーから見ることができます。シャッターボタンを押すとミラーが跳ね上がり、シャッター幕が開いてセンサーに光が当たります

絞りはレンズの中にあるのとは対照的にシャッターはカメラの中にあります。

以下の図で言うと②がミラー、⑤がシャッター幕です。

dslr3

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シャッタースピードとは?

シャッタースピードを一言で言うと「シャッターが開いている時間」です。レンズと絞りを通ってカメラに入った光がセンサーに当たる時間です。その時間で光の量をコントロールします。

動画で見てみましょう。以下の動画は様々なものをスローモーション撮影で撮影しているチャンネルThe Slow Mo Guysの動画です。

ミラーが跳ね上がった後に上から黒い幕が下りてきています。シャッタースピードが速いほど2枚の幕の間隔が小さいのがわかります。

表し方

シャッターが開いている時間は「○秒」で表します。しばしば「1/250」などと記載されますが、数字の後には「秒」が省略されています。代表的なシャッタースピードは以下の表になります。1段遅くするごとにシャッタースピードは半分になります。

30 15
8 4
2 1
1/2 1/4
1/8 1/15
1/30 1/60
1/125 1/250
1/500 1/1000
1/2000 1/4000
1/8000

30秒から1/8000秒まで幅広いですが、いちばん使うシャッタースピードはだいたい1/60前後です。

カメラのシャッタースピードを確認するには?

dslr-shutter-speed-shown2カメラで確認する方法は主に3つです。

  • ファインダー内
  • 液晶ディスプレイ
  • パネル

撮影中はファインダー内、設定するときはパネル、撮った写真のシャッタースピードを確認するときは液晶パネルを使う、といった感じです。

 

シャッタースピードを設定するには?

カメラによりますがおおまかに以下の設定です。

  • シャッタースピード優先:絞りは自動でシャッタースピードのみ手動で設定できます。
  • マニュアル(M)モード:絞りとシャッタースピード2つを手動で設定します。
  • B(バルブ)モード:シャッタースピードスピードは決めず、三脚を使用して、シャッターボタンを押したらシャッターが開き、再度押すとシャッターが閉まります。天体写真などの長時間露光に向いています。

速くするとき、遅くするとき

シャッタースピードはどう使い分けたらいいのでしょうか?

速いシャッタースピードが向いている例

動きを止める

シャッタースピードが速いということはセンサーに光が当たる時間が短いのでスポーツや鳥など動きの激しい被写体を止めて撮ることができます。

1225915
Canon EOS 70D, 400 mm, 1-500 秒 (f – 6.3)

望遠レンズ使用時

焦点距離が長いときにはシャッタースピードは被写体にかかわらず速くする必要があります。目安としては焦点距離以上にしましょう。例えば焦点距離が150mmだったらシャッタースピードは1/150 以上にします。ただ、これはあくまでフルサイズ機で手ぶれ補正なしの場合であって、APS-Cなどのセンサーが小さいカメラは画角が小さくなり焦点距離が長くなるので速めのシャッタースピードが必要です。

Canon telephoto lens

手振れ補正がある場合は2段ぐらいまでならシャッタースピードを遅くすることができます。

遅いシャッタースピードが向いている例

速いシャッタースピードが向いているシーンは上で紹介しました。遅いシャッタースピードが向いているときはどんなときでしょうか?

動きを出したいとき

  • 暗い場面
  • 流し撮り
  • スポーツで動きを出したいとき
  • 乗り物

以下はシャッタースピード1/100秒で飛行機を流し撮り。レンズによっては上下のブレのみを補正する流し撮り用の手振れ補正がある場合があります。

slow shutter speed plane
Canon EOS 70D, 300 mm, 1-100 秒 (f – 16)

長時間露光

基本的に三脚を使います。車のライトの残像が移せる。以下は13秒間。

Canon EOS 60D, 24 mm, 13.0 秒 (f - 14)
Canon EOS 60D, 24 mm, 13.0 秒 (f – 14)

基本的には速いほうがいい

上ではシャッタースピードが遅くする写真を紹介しましたが、これは三脚を使用したり、特別に動きを出したい場合です。基本的にはシャッタースピードはなるべく速く撮りましょう。そうすればブレにくくなります。

まとめ

いかがでしょうか。

シャッタースピードは動きを止めたり、出したりするときなどに設定するといです。

シャッタースピードは露出の3本柱、絞り、ISO感度、シャッタースピードの一つです。それぞれ単体で存在しているわけではなく、同じシーンでシャッタースピードを下げれば絞りは絞る(暗く)するか、ISO感度を低くする必要がある、といったようにそれぞれ関連しています。必ず絞りとISO感度と一緒に覚えておきましょう。

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