ニコンレンズの「FX」と「DX」は何が違うの?

キヤノンのEFレンズとEF-Sレンスの違いについては別記事で紹介しました。

キヤノンのEFレンズとEF-Sレンズは何が違うの?

今回はニコンのFXとDXレンズの違いを解説します。ニコンのレンズの名前の AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED のなかに「DX」という文字があるのとないのがあります。両者は何が違うのでしょうか?

ニコンのレンズの大雑把な名称解説は以下へ

「AF-S」や「DX」って何?レンズ名解説 ニコン編

センサーサイズとは?

DXとFXの違いを理解するにはまず、カメラのセンサーサイズについて理解しなければいけません。

デジタル以前のフィルムカメラの時代は、フィルムのサイズは幅35mmだったのでレンズはその画角にに合わせて設計されていました。ですので「DXレンズ」や「FXレンズ」などの区別はありませんでした。デジタル一眼の登場で従来の35mmフィルムよりも小さいAPS-Cというセンサーが生まれました。フィルム時代のレンズをAPS-Cカメラに使うこともできますが、よりAPS-Cに合わせたレンズが作られました。それと並行して、従来のフィルムと同じセンサーサイズがあるため、フィルムと同じセンサーサイズを「フルサイズ」と呼び、それよりも小さいセンサーを「APS-C」と呼ぶようになりました。

以下のようにニコンのAPS-Cは、横24mm・縦16mmと、キヤノンのそれより若干大きくなっています。フルサイズは横36mm・縦24mmでありキヤノンのそれと変わりません。

Film_strip

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「FX」と「DX」の違い

DXレンズは主にAPS-Cセンサーのカメラ向けに作られたレンズです。D500などの、センサーサイズがフルサイズよりも小さいDXカメラで主に使用できます。

FXレンズは主にフルサイズのカメラ用に作られています。APS-Cカメラでも使用することができます。

「主に」といったのは理由があります。キヤノンでは、APS-C用のEF-Sレンズをフルサイズで使用すると周辺が暗くなってしまいました。PCでの処理で中心だけ切り取る作業が必要でした。ニコンでは、DXレンズをFXのカメラにつけたときに、画像の範囲を自動でDXの画角に切り取る「DX切り替え」という機能を利用することができます。

nikon dx format setting

センサーサイズを確認するには?

ニコンの公式サイトでカメラの仕様を確認することができます。「映像素子」という項目のサイズが23.5mm X 15.7mmと書かれていたら、そのカメラはDXカメラだということが分かります。

nikon image sensor

DXレンズのメリット・デメリット

メリット

  • 軽い。FXレンズよりも画角が小さくて済むので同じ焦点域のFXレンズよりも軽量です。

デメリット

  • 開放F値が高い(暗い)。同じ焦点域のFXレンズよりも小さいので、その分開放F値が高く、暗くなってしまいます。

FXレンズのメリット・デメリット

メリット

  • DXレンズよりもカバーできるイメージセンサーが大きいのでその分レンズが大きくなり、F値が小さい=明るいのが特徴です。暗い場所などでもシャッタースピードを下げずに撮れることができます。

デメリット

  • AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II のような、プロ向けレンズはFXレンズであるほどなので、高価
  • フルサイズのセンサーをカバーする必要があるため、レンズが大きく、重くなってしまいます

まとめ

上で説明したように、FXとDX双方にメリット・デメリットがあります。どっちを買うべきかに決まりはなく、予算や用途に合わせて買えばいいでしょう。

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