すぐわかる。ミラーレスについて

最近のカメラ関連のニュースではミラーレスが話題になることが多いですね。ミラーレスとは何なのでしょうか?一眼レフカメラとは何が違うのでしょうか?

今回はミラーレスの特徴とメリットを紹介したいと思います。

一眼レフにはミラーがある

ミラーレスのしくみを知るにはまず、一眼レフの仕組みを知らなければいけません。一眼レフのメーカーにはキヤノン、ニコン、ペンタックスと様々ありますが、基本的な仕組みは共通です。(一眼レフについて詳しくは別記事へ)

それは

  • レンズを通った光はミラーとプリズムに反射してファインダーに映し出される
  • シャッターボタンを押すとミラーが跳ね上がりファインダーが暗くなって、シャッター幕が開き、センサーが露光されます。

ということです。

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ミラーレスはミラーがない

上記のしくみはフィルムの一眼レフから引き継いでおり、フィルムカメラはデジタルセンサーがフィルムに置き換わったぐらいで似たような仕組みでした。フィルムは光が当たりすぎると真っ黒になってしまうため真っ暗なボディとシャッター機構が必要です。

ミラーレスはどうでしょうか?

「ミラーレス(mirrorless)」のには末尾にlessがつき、これは英語で「〜がない、~が不足している」という意味です。「ミラーがない」ことがミラーレスが一眼レフと大きく違う点です。光学ファインダーがないので液晶ディスプレイで見ながら撮影します。

「ミラーレスカメラ」最近流行りだしたので先進的なしくみに見えますが、フィルム写真の黎明期はミラーのない「レンジファインダーカメラ」でした。しかし、レンジファインダーでは構図を正確に決めることができないのでミラー付きの一眼レフが開発されたという経緯があります。

メリット

小さくて軽い

ミラーやペンタリズムといった機構がないのでその分薄く軽量です。重たい一眼レフにはありがたいですね。一眼レフよりも4〜5割軽く、奥行きも3割ぐらい薄くなっています。

小さいボディであればバッグのスペースを取りにくいですし、長時間持っていても疲れにくいです。

一眼のレンズが使える

最大のメリットはこれではないでしょうか。写真は空間を切り取る芸術なので、レンズが非常に重要です。

ミラーレスであればそのメーカーのレンズシステムが使うことができます。キヤノンならEFレンズやシグマなどのサードパーティ製レンズです。コンパクトデジカメはミラーレスですがレンズがボディに埋め込まれているので取り替えることができません。

広角から超望遠、単焦点とズームなどのレンズを選ぶことができます。

一眼の機能が使える

一眼レフにはさまざまな機能があります。絞り優先、マニュアルモード、セルフタイマー、MF、AFエリア選択、AEロック、RAW設定、連写、Wifiなどなど。ミラーレスであればそれらの一眼の機能がほぼそのまま使うことができます。

ディスプレイで完成を確認できる

露出は写真の良し悪しを決める重要な要素です。一眼レフの光学ファインダーは被写体をリアルタイムで見ることはできますが、シャッタースピード・絞り・ISO感度を計算に入れた明るさを確認することはできません。その点、ミラーレスの液晶プレビューならば完成の明るさ、ホワイトバランス、ヒストグラムなどが確認できます。

また、ピントを確かめるためにプレビューを拡大することもできます。

静か

一眼レフはシャッターを切るためにミラーが跳ね上がるという動作があるのでシャッター音がします。ミラーレスはシャッター幕はありますが(なぜかは知りませんが)、ミラーという機構がないので一眼に比べて音が静かです。結婚式や葬式の撮影などシャッター音で雰囲気を壊したくないときにはありがたいですね。

それでもプロが一眼レフを使う理由

以上のように、ミラーレスは一眼レフに匹敵する性能があリます。プロカメラマンはミラーレスを使うのでしょうか?

プロでも最近はミラーレスに切り替える人はいますが、大半は一眼レフを使っています。

一眼レフの操作に慣れている

ミラーレスはここ数年で急速に流行り出しました。プロはそれ以前から一眼を使っていて、そっちの方が操作が慣れているのでなかなかミラーレスに変えづらいです。

ライブビューのラグ

一眼レフはレンズを通して被写体を直接見るためラグがありません。しかしミラーレスはセンサーから光を取り込んでカメラで処理をして表示するので表示に若干遅れがあります。わずか0.数秒のラグですがプロの世界ではこれは大きなラグです。とくに暗い環境だとカメラはそれを明るく補正しようとするのでさらにラグが大きくなってしまいます。

バッテリーの持ち

ミラーレスでは撮影するときに液晶ディスプレイの常時表示しているのでその分バッテリーを使います。また、ボディが小さい分バッテリーサイズも小さくなります。その点、一眼はバッテリーが大きく、その上バッテリーを使うのは、AF時、測光時、ディスプレイで表示したとき、メモリーカードにアクセス時、手ぶれ補正時ぐらいで、レンズを通して被写体を直接見る光学ファインダーのため、バッテリーをあまり使いません。

AFの速度

AFのしくみには2種類あり「位相差AF」と「コントラストAF」です。前者は一眼レフで採用されているものでAF速度が速いというメリットがあります。後者は主にスマホやコンデジで採用されている方式でミラーレスもこれにあたります。コントラストAFは小さな機構で実現できるので小型化が可能ですが、速度が遅いというデメリットがあります。

スポーツ撮影などの高速なAFが求められる場面ではネックになります。

ミラーレスで使うレンズは一眼レフの大きさ

ミラーレスには一眼のレンズシステムが使えるというメリットがあります。しかしそれらのレンズは35mmフルサイズといった大きなセンサーサイズ向けに作られているので大きく重たくなりがちです。ミラーレスのボディは小さいのにレンズが大きかったらあまり意味がありませんよね。

まとめ

いかがでしょうか。

ミラーレスの特徴・メリットと、プロはミラーレスを使わない点を紹介しました。ミラーレスについて否定的なことを言いましたが、それはあくまでプロの話で、RAWで撮影できる点など画質面ではほとんど違いはありません。

ご自分の写真スタイル、予算に合わせて一眼レフかミラーレスか選ぶといいでしょう。

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