主な測光モード解説

最近のカメラはスマホも含めて自動露出機能があります。被写体に反射した光をもとにカメラがシャッタースピードと絞り、ISOを算出します。被写体が明るければシャッタースピードは速く、絞り値は高く(暗く)、ISOは低くします。自動露出なしの写真はもはや考えられませんね。カメラを自動に設定していると露出設定が自動になるのはもちろんですが、「マニュアル」で撮っていてもファインダーの中に露出計が表示されます。

全体を均一に測定していたのは古いカメラで、最近のカメラは部分的に測定したり、被写体の特徴を判別したりといったいくつかモードがあります。

今回はその露出の計測範囲である「測光モード」の代表的な3つの特徴を解説します。

metering-mode

中央重点測光

center-weighted-metering

カメラ内蔵の測光機能が出たばっかりの昔のカメラは周辺、中央関係なく全体を平均して測光していました。中央重点測光は基本的にはファインダー全体を平均しますが、中央に若干重点を置いて測光します。中心の60%のエリアが測光の80%を占めます。光源が撮影者の後ろにあり、被写体が中心にあり、背景の明るさがあまり変わらないシーンに最適です。逆に、例えば背後に強い光源があるシーンだと暗くなってしまうので不向きです。

131105-103007

スポンサーリンク

スポット測光

spot-metering

部分測光とも言う。中央重点測光と評価測光は比較的全体を重視していたのに対し、スポット測光はある狭い部分の露出のみを測光します。正確さではいちばんですが、注意して使う必要があります。単に被写体にスポット測光を合わせただけでは正しい露出は得られません。その測光する部分が中間の明るさになっている必要があります。被写体のサイズが小さいときや、グレーカードを使用するときに使いましょう。

評価測光(ニコン:マルチパターン測光)

evaluative-metering

評価測光はキヤノンの言い方。これは中央重点測光やスポット測光よりももっと「賢い」測光モードです。大半のデジタル一眼レフではデフォルトでこの設定になっています。ファインダーの複数の点を測るのですが、例えばファインダーの上の部分が明るくて、下の部分が暗いと「これは空だな」とカメラは認識しそれに合わせた露出にします。暗いシーンで、所々に強い光があるとカメラは「これは夜景だな」と認識し、それに合わせた露出にします。アルゴリズムはメーカーによって違いますが、ニコンは数千枚もの写真データベースを元にシーンの特徴を理解します。最近の評価測光は非常に精度が高く、プロカメラマンも頻繁に使っているぐらいです。迷ったらこれにしましょう。

カメラの測光モードを変えるには?

設定方法はカメラやメーカーによってまちまちですが、EOSを例に取ると、測光マークを押してダイヤルを回すと、評価測光ー部分測光ースポット測光といったように切り替わります。

set-metering-mode-on-eos

スポンサーリンク