SDカードやコンパクトフラッシュとは?メモリーカードについて

撮った写真は保存しなければプレビューが数秒表示された後に消えてしまいます。写真をやっている人の間ではカメラやレンズといった話題には事欠きませんが、SDカードは必須のアイテムであるにもかかわらずあまり話題になることはありません。

今回はそのメモリーカードを解説します。

カメラで記録されるしくみ

カメラのレンズを通った光は開いたシャッターを通ってイメージセンサーに届きます。センサーは受け取ったアナログ信号を電子データに変換してカメラ内で様々な処理をしてメモリーカードに保存します。連写しているとバッファーと呼ばれるカメラ内の一時メモリに保存され、その後にメモリーに保存されます。

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メモリーカードの種類

メモリーカードにはさまざまな種類があり、それぞれのデバイスによって違う種類のカードが必要です。

SDカード

容量、スピード、互換性の違いでSDカードには3種類あります。

  • SD:狭い意味での「SD」は、容量が2GBまでのタイプを指しています。物理サイズは24 x 32 x 2.1mmと切手ぐらいの大きさです。古い規格なのですべてのSDカード対応デバイスで使用することができます。しかし、現在では以下のように大容量のものが安価に売っているので「SD」は必要ありませんし、販売していません。
  • SDHC:上記の「SD」は2 GB までなのでより最大容量が大きい規格のSDHCが開発されました。HCは「high capacity」の略で、最大容量だけでなく転送速度もSDより高速です。容量は4 GBから32 GBまで。現在の大半のデバイスはSDHCに対応していて、SDHCに対応していれば上記の「SD」にも対応しています。
  • SDXC:最新規格のSDカードで、XCは「extended capacity」の略。物理サイズは上記のSDHCやSDと全く同じ。容量は32GB から 2TBと大容量のSDカード(2 TBのものは現在(2016年12月)は未だ発売されていませんが)。現在販売されている最大のサイズは512 GBです。これがどのぐらいすごいかというと、デジタルカメラ初期の頃の一般向けデジタルカメラの容量は1 MBだけでした。SDXCに対応したデバイスであれば上記のSDHCとSDにも対応しています。

クラス

速度によってクラス分けされています。Classがつくタイプはその数字がそのままMB/秒 になります。UHSは数字に10倍した数字が速度(MB/秒 )になります。

  • Class 2:2 MB/秒
  • Class 4:4 MB/秒
  • Class 6:6 MB/秒
  • Class 10:10 MB/秒
  • UHS 1:10 MB/秒
  • USH 3:30 MB/秒

MicroSD

主にスマホやタブレットで使われる。メモリーカードの中では最も小さく、サイズは15×11×1mmと爪ぐらいの大きさ。アダプタを使うことでSDのデバイスでも使用可能。

CF(コンパクトフラッシュ)

英語ではCompactFlashの略で、SDカードよりも物理サイズは大きくマッチ箱サイズぐらいの36 x 43 x 3.3mm です。

Type IとType IIの2種類のCFカードがあります。Type Iの物理サイズは36 x 43 x 3.3mmで、Type IIはType Iに比べて2mmほど厚いです。現在の主流はType Iです。ハイエンド以上の一眼レフカメラで主に採用されています。

選び方

Amazon.co.jpや価格.comなどで「メモリーカード」と検索するとたくさんの種類が出てきます。そのなかから自分に合ったものを選ぶにはどうしたらいいのでしょうか?

種類

そのカメラに使えるタイプは決まっています。SDカード対応のカメラにCFカードを使うことはできません。カメラメーカーの仕様表で確認しましょう。

容量

次に重要なのは容量(GB)です。

カードメーカーはその容量で「写真が◯千枚撮れる」と謳っていることが多いですが、その数字は実はあまり当てになりません。それは別にメーカーがウソをついているからではなく、撮影可能枚数は写真のサイズ(MB)によって大きく変わるからです。例えば同じカメラでも「RAW+JPEG」で撮るか「JPEGの最小サイズ」で撮るかではサイズが数倍違いますし、違うカメラだと画素数が異なります。ですのでそのカメラで撮る写真の平均のサイズを知って、それをSDカードのGBに割ると何枚撮れるかおおまかにわかります。

速度

速度には書き込み速度読み込み速度の2種類があります。読み込み速度はSDカードをPCにつなげて取り込むときに重要です。一方書き込み速度が重要になるのは連写するときです。連写すると1秒間に数枚撮ります。RAWファイルは一枚およそ25 MBぐらいあるので連写するとカメラは短時間にそれをメモリーカードに書き込まなければなりません。書き込み速度が重要なのはそのためです。連写する方は速いメモリーカードを買いましょう。書き込み速度か読み込み速度どっちが重要かといえば書き込み速度の方です。

ただし、カメラの最大書き込み速度が10 MB/秒なのに、50 MB/秒 書き込みが可能なカードを買っても性能を活かしきれないのでカメラの方のスペックも確認しましょう。

価格

一昔前に比べれば最近は安価に大容量のメモリーカードが手に入ります。32 GBのタイプが2000円ほどです。512 MBのSDカードが8千円ほどした頃を知っている私としては夢のようです(笑)。

その他

価格、速度、容量以外に考慮する点です。

  • プロテクト機能の有無
  • Eye-fi機能の有無
  • 復元サービスがあるか?
  • 防水

「サンディスクがいいの?」

メモリーカードを製造しているメーカーはたくさんありますが、プロカメラマンやハイエンドユーザーはサンディスクやレキサーを好む傾向がありますが、これはどうしてなのでしょうか?

サンディスク製の有名ブランドのメモリーカードには以下のようなメリットがあります。

  • 高速
  • 耐久性が高い
  • 防水
  • 寿命が長い

といった点です。そのためプロカメラマンをはじめとした方々に使っている人が多いのです。

扱う上で知っておきたいこと

  • 初めて使う前にフォーマットする:フォーマットとは簡単に言えばそのデバイス(例:カメラ)に最適化することです。そのため初めて使うときだけでなく他のデバイスで使うときにもフォーマットしましょう。フォーマットするとカード内のデータは全て消えます。
  • 書き込みが終わってからカメラから取り出す:写真を撮った直後、特に連写した後数秒間はカードにデータを書き込んでいます。その書き込み中に取り出してしまうとデータの破損につながることがあるので必ず書き込みが終わってから取り出すようにしましょう。
  • プロテクト(ロック)機能を使う:SDカードのおもてから見て左上の少し欠けたところにスイッチがあります。「Lock」と書いてありますが、これをオンにするとカードへの書き込み/消去を禁止します。ご消去を防止したいときに使いましょう。
  • 端子には触らない:カードを裏返すと上に金色の電子接点があります。これはデバイスやアダプタに挿したときにデータがやり取りされる重要な部分です。そこを手で触ってしまうと手の脂が着いてしまいサビの原因になることがあるので触らないようにしましょう。
  • PCに転送するときはアダプタを使うと速い:大量の写真をPCに取り込むときはカメラとPCをUSBケーブルで接続するよりも、カードアダプタを使用すると高速で転送することができます。特に最新のUSB3.0対応であればなお高速で転送できます。

まとめ

カメラマンの私はというと、現在(2016年12月)使っているのは32GBのサンディスク製のSDカードです。サンディスクというブランドの安心感があるのと、書き込み速度が速いことからです。

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