初心者のために「最大撮影倍率」を解説するよ

虫や花などをアップで大きく撮ろうとしてもピントが合わなくて近づけないときがあります。マクロレンズは「普通」のレンズとは違い被写体に近く寄ることができます。このマクロレンズを理解する上でかかせないのが「最大撮影倍率」というものです。

今回はこれを解説します。

最大撮影倍率とは?

そもそも、撮影するときカメラ内では被写体はどう投影されているのでしょうか?

被写体に当たった光は反射してレンズを通してセンサー(CCDやCMOS)に結像されます。最大撮影倍率とは被写体の実際の大きさと、センサーに写る大きさの比率の最大値です。単位は「倍」や「1:1」といったようにコロンが使用されています。

例えば、1cmの虫が、センサーには1cmとして映っていたらそれは最大撮影倍率が「1:1」です。1mの身長の子供がセンサー上に1cmの長さで投影されていたら最大撮影倍率は0.01倍/1:100 ということです。

一般に最大撮影倍率が1:1かそれに近いレンズがマクロレンズと言われています。

最大撮影倍率は焦点距離と撮影距離(被写体との距離)の関係で決まります。同じ焦点距離だと、撮影距離が近いほど最大撮影倍率は大きくなります。撮影距離が同じ場合は、焦点距離が長いほど(望遠)最大撮影倍率が大きくなります。

lens maginification ratio maximum

よくある誤解

最大撮影倍率についてよくある誤解です。

  • 「望遠の方が広角よりも最大撮影倍率が大きい」
    • 望遠レンズは広角に比べて被写体を大きく写すことができるので最大撮影倍率は大きいと思われがちですが、必ずしもそうではありません。
  • 「センサーサイズが大きいほど最大撮影倍率が大きい」
    • フルサイズ用のレンズをAPS-Cカメラで使用すると、フルサイズのカメラよりも被写体が大きく映ります。しかしそれはAPS-Cはフルサイズよりも小さく画像を切り取っただけなので最大撮影倍率は変わりません。これはマクロフォーサーズを使用しても同じです。最大撮影倍率はカメラのセンサーサイズとは全く関係なく、レンズの特性です。

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確認するには?

最大撮影倍率が大きい(1:1に近い)ほどマクロな撮影が可能だということがわかりました。では、それをどうやって確認したらいいのでしょうか?メーカーが「マクロレンズ」と謳っていたら「マクロレンズ」と思っていいのでしょうか?

必ずしもそうではありません。広告のキャッチコピー的に「マクロレンズ」言っている場合もあるからです。

必ず最大撮影倍率はレンズの仕様表で確認できます。メーカーのサイトのレンズの製品ページに仕様表があります。レンズの画角や重さ、最小絞りなどと一緒に最大撮影倍率も記載されています。表記のされ方は「0.11倍」などと「倍」をつけている場合もあれば、「1:1」のようにコロン(:)で表記している場合もあります。

maximum magnification

まとめ

最大撮影倍率とは、被写体の実際の大きさと、センサーに写る大きさの比率の最大値だということがわかりました。これが大きいほどマクロ撮影が可能です。

レンズ選びの参考になればと思います。

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