Lightroomが重たいときに高速化・最適化する方法

Lightroomで大量の写真を処理したり、長期間使っていると重くなってしまうときってありますよね。

今回は、重くなったLightroomを高速化・最適化する方法をご紹介します。

遅いとどうなる?

高速化・最適化方法を紹介する前に、Lightroomが遅くなってしまうとどんな「症状」が出るのでしょうか?

  • 起動が遅い
  • グリッド(Gキー)のスクロールが遅くなる
  • ルーペ→現像モジュール という切り替えが遅くなる
  • キーワート付けやレーティング付けが遅くなる

といったようにLightroomのあらゆる動作が遅くなってしまいます。

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すぐにできる方法

高速化・最適化する方法です。まずはカンタンにできる方法からです。

カタログ最適化

一番簡単な方法は「カタログ最適化」です。これはカタログというデータベースを整理・最適化するものです。

手順はWindowとMac共通 : ツールバーのファイル(F)カタログ最適化

プレビューサイズを縮小する

画像をLightroomに取り込むとプレビュー画像と呼ばれる、元画像とは別の画像ファイルが作られます。

このプレビューのキャッシュが不必要に大きいのもLightroom遅くする原因です。ディスプレイの解像度より大きいプレビューは必要ありません。

ディスプレイの解像度を確認する

  • Windows : タスクバーもしくは、Windowsロゴをクリックし検索 → dxdiag と入力 → ディスプレイタブをクリック → 項目名 「ディスプレイのモード」の数字が解像度
  • Mac : 左上のアップルロゴ → このMacについて → ディスプレイ

確認した解像度をLightroomに設定

  • Windows : 編集 → カタログ設定 → ファイル管理
  • Mac : Lightroom → カタログ設定 → ファイル管理

※なお、Lightroom6もしくはCCでは必要ない場合があります。6とCC は画面の解像度に自動的に設定されているからです。プレビューサイズをなるべく小さくしたい場合は6やCCでも手動で設定しましょう。

lightroom preview resolution setting

Camera RAWキャッシュを増やす

現像モジュールで使用するオリジナルサイズのプレビューキャッシュです。HDDやSSDに余裕があるならできるだけ大きくしたほうがいいでしょう。ここでは25GBにしています。「.dat」という拡張子のファイルが作られます。

  • Windows : ショートカットCtrl + - で環境設定を起動 → ファイル管理
  • Maccmd ⌘+- で環境設定を起動 → ファイル管理

便利なショートカットまとめは別記事へ

本当に使えるLightroomのショートカットキーまとめ

Camera Raw キャッシュ設定 の「最大サイズ」で設定できます。

camera raw cache2

「1:1プレビュー」を30日後に破棄

上で設定した標準プレビューは元画像よりも小さいプレビューであるのに対し、「1:1プレビュー」とは元画像と同じ大きさのプレビューです。これは現像モジュールなどで拡大するときスムーズに読み込まれるので便利ですが、サイズが大きいため容量をとりがちです。こういったプレビューは一定期間後に破棄するように設定しましょう。

上記のプレビューサイズ変更の下にあります。

delete-after-30days

HDDのデフラグ

Windowsのみ。MacとSSDは不要。

HDD上で断片化してしまったファイルを整理して読み込み・書き込みを高速にします。

  • Windows : コントロールパネル>システムとセキュリティ>ドライブとデフラグの最適化

defrag

ヒストリー(編集履歴)を破棄

過去の編集履歴をさかのぼることができるのは Lightroom の魅力の一つですが、数千、数万枚の編集履歴がすべて保存されているとなると遅くする原因になります。必要ない場合は削除してしまいましょう。

history non destructive

削除方法

  1. グリッドモード(Gキー)で、履歴を削除したい写真を選択
  2. 現像モジュール(Dキー)
  3. メニュー>現像>ヒストリーを削除 をクリック。
  4. 出てくる「ヒストリーを消去」ダイアログで「選択した写真」をクリック。

delete develop history

スマートプレビューを使う

sp created thumbnail

上で紹介した方法が「正統な」方法だとしたら、これはどちらかといえば「裏技」になるかと思います。

Lightroomで編集しているときは元画像へリンクが繋がった状態でそのプレビューを編集しています。オリジナルの解像度なので拡大できるというメリットはありますが、一方で重たいというデメリットもあります。スマートプレビューは、いわば元画像の「縮小版」を作ることで元画像がリンクされていなくても編集できる機能です。これは本来外出先でも編集できるようにするための機能なのですが、高速化にも使えます

方法

  1. 編集したい写真を選択
  2. スマートプレビューを作成
  3. 元画像があるフォルダ名を変更(変える前のフォルダ名は覚えておく)。こうすることでLightroomから元画像へのリンクが切れ、スマートプレビューでの編集に切り替わります。
  4. いつも通り現像モジュールで編集。スマートプレビューを使用しているので高速に現像できます
  5. 現像が終わったら、上で変更したフォルダ名を元に戻し、Lightroomとのリンクを復活。
  6. 書き出し

ハードウェア増設が必要な方法

ここからはハードウェア増設が必要ですが、効果は絶大な方法です。

カタログとプレビューをSSDに保存

これは筆者がやってみて一番効果があった方法です。Lightroomが格段にサクサク動くようになりました。自作パソコンや、HDDをSSDに交換可能な世代のMacBook Proの場合はぜひSSDにしましょう。

「SSDは高価」というイメージを持っている方は多いと思いますが、近年は価格が下がってきていて、現在(2016年1月)では240GBのものが1万円を切っています。一昔前では60GBのものが5,6万していたのを思い出すと夢の様な状態です(笑)。当時は超贅沢品でしたが今では庶民にも手が届く価格になっています。

SSDはHDDとは何が違うのでしょうか?なぜSSDは容量が小さいのに高価なのでしょうか?

それはSSDはHDDに比べて書き込み・読み込み速度が全く違うからです。HDDは物理的なディスクが高速回転していてそれをヘッドと呼ばれる物理的な読み取り機構があります。それに対してSSDにはそういった物理的な機構がないため高速化できるのです。そのためSSDはまた、HDDよりも壊れにくいのが特徴です。しかしその分HDDよりも割高になります。

そのSSDに写真の元データやカタログ、プレビューなどすべて保存したいところですが、写真データまで保存してしまうと容量が足りないことが多いです。ですので、カタログとプレビューのみを保存しましょう。

プレビューはカタログが保存されているフォルダにあります。

RAMを増設

RAMはしばしば「作業するデスクの広さ」に例えられます。作業をするときは小さいデスクよりも広いデスクのほうが作業をしやすくて快適ですよね。それと同じくRAMも大きければ大きいほどソフトで重い作業をしていても遅くなりません。

Adobeが推奨するLightroomのRAMの最低要件は2 GBですが、これはあくまで最低要件であって、実質的には8 GB以上必要です。16 GBあれば全く問題ないでしょう。

RAMの確認方法

いま自分のパソコンにはどれぐらいのRAMがあるのでしょうか?

Windows:タスクバーもしくは、Windowsロゴをクリックし検索 → dxdiag と入力 → メモリ

win-memory-dxdiag

Mac:左上のアップルロゴ → このMacについて → ディスプレイ

mac-memory-check

注意点

  • 購入するRAMが自分のパソコンと互換性があるか確認しましょう

まとめ

いかがでしょうか?

高速化する方法をたくさん紹介しましたが、やはりなんといっても一番効果があるのはSSDを使うことです。その他の小手先の高速化テクニックなんて吹き飛ばすぐらいの効果があります。

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