Lightroomは便利で完璧に近いソフトですが、私のように何年も使っていると「こういう機能があったり、インターフェイスが少しこうなっていたらいいのになあ」と思う点がいくつかあります。
今回はそれを挙げてみました。
もくじ
「現像ロック」
Lightroomは大量の写真を一括で処理するのに向いています。プリセットを使ったり、複数の写真を選択して現像モジュールの「自動同期」を有効にしていれば大量の写真に同じ処理をすることができます。それはそれで便利なのですが、もう現像を完璧にしている写真にもかかわらず間違って選択してしまい処理されてしまうことがあります。
そういったミスを防ぐために「現像ロック」のような機能があればと思います。ロックされた写真の現像パラメータを変更しようとすると「ロックされています」といったメッセージが表示されるのです。
自動読み込みで振り分け先に撮影日別フォルダを可能に
普通の取り込みでは、ファイルを移動かコピーする際に撮影日時別フォルダに振り分けることができます。
Lightroomにはもう一つの読み込みの「自動読み込み」があり、これはあるフォルダを「監視」してそのフォルダに新たな写真が追加されたら自動でLightroomに取り込む機能です。
設定では
- 監視フォルダ
- 保存先フォルダ
の二つを選ぶことができるのですが「保存先フォルダ」は普通の読み込みとは違い、一つしか選ぶことができません。フォルダの構造は日付別で管理しているのに、自動読み込みでは一つのフォルダにしか取り込めないと管理上少し不便です。普通の読み込みのように日付別(年>年-月-日)の構造のフォルダに自動で振り分けることができたらと思います。
キーボードで明るさなどの基本的なパラメータを操作可能に
現像モジュールの「露光量」や「コントラスト」のスライダは頻繁に使います。ほぼすべての写真に使うと言ってもいいぐらいです。そういった頻繁に使うスライダは、マウスを動かさずにキーボードだけですぐに操作できたらいいなと思います。
かすみの除去の位置を「効果」から「基本補正」に
Lightroom CCのアップデートで追加された機能の「かすみの除去」は主に遠方の風景が霧やスモッグで霞んでしまったのを取り除くのに使いますが、用途はそれだけに限りません。水面や空の雲、飛行機、窓越しなどの被写体にも使えます。
そのかすみの除去は私にはなくてはならないものになりました。「効果」タブにあるのですが、私は頻繁に使うので「基本補正」にあればいいなと思います。
写真のサイズ順に並び替える機能
Lightroomは編集だけでなく管理するのにも大変優れたソフトです。グリッドモードで写真の一覧を並び替える機能があります。
- 撮影日時
- 読み込み順
- 編集日時
- 編集回数
といった並び替えが可能で大変便利です。
この中に「ファイルサイズで並び替え」があればいいと思います。LightroomからPhotoshopに写真を送ることでLightroomではできない高度な編集ができるのですが、そのときにTIFFファイルかPSDファイルが自動で作成されてしまいます。これらはPhotoshopで作業するには必須なのですが、サイズが大きくなりがちなのがネックです。こういった大きなファイルを簡単に探せるように、ファイルサイズ順で並び替え可能な機能があればと思います。
書き出しフォーマットにPNG
編集した写真は書き出さなくてはいけません。書き出し形式はJPEG、PSD、TIFFなどがありますが、一つだけ何か足りません。
PNGです。PNGは透過した画像を扱えることや、場合によってはJPEGよりもサイズを小さくできるなど様々なメリットがあります。しかしLightroomの書き出しの形式にPNGはなぜかありません。
ぜひ追加して欲しいです。
名前変更で絞りとシャッタースピードを別に設定可能に
Lightroomの名前変更機能は大変優れていて、名前変更するためだけに画像をLightroomに取り込んで使うことがあるぐらいです。その名前変更のパラメータの中に「露光量」というのがあり、これはシャッタースピードと絞りを一緒に表示するためのものなのですが、シャッタースピードと絞り値を別に設定できればいいと思います。
まとめ
私はLightroomが大好きで、何年も使っていますが、その中でこんな機能があればいいなというのを挙げてみました。