Lightroomの「明暗別色補正」ってなに?

Lightroomは写真の管理・編集・出力がこれだけで完結する大変優れたソフトです。編集にもパラメータが充実していて、自由自在に現像できます。

その現像モジュールの中に「明暗別色補正」と呼ばれる項目があります。これは何をするものなのでしょうか?使い方がわからずスルーしてしまっていないでしょうか?

今回はこれを解説したいと思います。

どこにあるの?

明暗別色補正は現像モジュールのパネルをスクロールして HSL/カラー/B&W と ディテール の間にあります。展開すると以下のように「ハイライト」や「色相」といった項目があるやつです。

split tone Lightroom

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何をするためのもの?

明暗別色補正を使うとどんな効果があるのでしょうか?

明暗別色補正の効果がどんなものかは実際の写真に適用しても分かりにくいので、白から黒のグラデーションで実験してみたいと思います。

gradiation

まずは、ハイライトの実験です。設定は、色相は青、彩度はいっぱいの100にしてみました。色相は色をコントロールし、彩度はその色の強さを調整します。色相と彩度は別々に設定することもできますが、長方形のパレットをクリックすると、横軸に色相、縦軸に彩度をコントロールするパネルが表示されます。

split tone Lightroom hue blue

パラメータを設定してみる、中心から少し左側が青くなりました。「ハイライト」の色を変えることになっていますが、一番左の100%白はそのままになっています。「ハイライトの色を変える」と理解した方がいいでしょう。

split tone Lightroom highlight interface

次はシャドウの実験です。色相は上と同じく青、彩度も同じく100にしてみました。

すると、中間よりもちょっと右(シャドウ)寄りに青色がついています。「シャドウ」という名前の項目ですが、一番左の真っ黒(0%)には色はついていません。「シャドウに色をつける」と理解したほうがよさそうです。

split tone Lightroom shadow w: interface

シャドウとハイライトに違う色をつけてみて差を明確にしたいと思います。ハイライト側は赤に、シャドウ側は青にしてみました。すると、中心より左側は赤っぽく、右側は青っぽくなりました。

split tone both shadow and highlight

「バランス」とは?

ハイライトとシャドウの間に「バランス」という項目があります。これは何をするためのものなのでしょうか?

これは、ハイライトとシャドウの割合を調整するものです。細い線でわかりにくいですが、スライダが黒から白のグラデーションになっています。右に動かすと”ハイライト”を適用する範囲が広がります。左に動かすと”シャドウ”の範囲が広がります。

具体的な写真で見る

今度は具体的な写真に適用してみたいと思います。

以下の写真は水面に水滴を落とした瞬間を撮影したものです。モノクロ写真ですが、明暗別色補正によって色をつけることができます。水色(色相:201)、彩度100にしてみました。

するとモノクロの水面に色がつきました。

ホワイトバランスとは何が違うの?

上のように明暗別色補正の機能を見ていると「ホワイトバランスと何が違うんだ??」と思うかもしれません。確かに写真に色を加えることができる点でホワイトバランスと非常によく似ています。何が違うのでしょうか?

あまり違いはないように私は思います。

ただ、強いて言うなら明暗別色補正には以下のメリットがあります。

  • ホワイトバランス(以下WB)は画像全体に均一に効果をかけるにに対し、明暗別色補正は写真の暗い側や明るい側にターゲットを絞って効果をかけることができる。
  • 明暗別色補正のほうがダイレクトに色が選べる。WBでも”色温度”と”色かぶり補正”を組み合わせれば色をコントロールすることはできますが、あくまで組み合わせでの結果なので意図した結果にするのが難しいです。
  • 基本補正でモノクロにするとWBは効かなくなります。それに対して明暗別色補正はモノクロにしても効果をかけることができます

ホワイトバランスについての詳しい解説は別記事へ

ホワイトバランスって何?

まとめ

明暗別色補正は効果がよくわからないためあまり使っていないのではないでしょうか。これを知っておくとWBだけでは実現しにくい色が実現できます。

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