【詳説】Lightroomの「読み込み」モジュール

Lightroomの写真管理はカタログというデータベース方式なので、作業をするにはまず、そのカタログというデータベースに写真を取り込む作業が必要です。

カタログ管理というLightroom独自の方法にについては別記事で書きました。

そもそもLightroomの「カタログ」って何?

この読み込み画面については、AdobeがCC 2015.2と6.2のアップデートで機能を削って(良く言えばシンプルにして)しまいユーザーからの批判が殺到したため、それを受けて2015.3と6.3のアップデートで旧来の画面に戻したという経緯があります。

今回は、Lightroomの入り口的存在の「読み込み」を解説したいと思います。

なぜ読み込みが必要なの?

普通の画像編集ソフトだったらソフトを開いてフォルダを選択すれば写真を選択することができました。しかしLightroomは初めに必ず「読み込み」が必要です。「読み込み」に馴染みがない方は多いと思いますが、どうして必要なのでしょうか?

それは、Lightroomはカタログ管理という特殊な形式を採用しているためです。カタログとは一種のデータベースでそこに画像へのリンク、メタデータ、編集パラメータなどが保存されています。

「読み込み」とはそのデータベースに画像を読み込むことです。

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「読み込み」画面を起動するには?

読み込み画面を起動するには、左下の「読み込み」をクリック。

lightroom-import-button

これが読み込み画面です。左側が画像を取り込む元のディレクトリです。この図ではMacの内蔵ドライブですが、SDカードやUSB接続したカメラ、外付けHDDからでも取り込めます。カメラを接続した場合は取り込み元フォルダが自動的に選択されます。「サブフォルダーを含める」にチェックを入れれば、そのフォルダ内にさらにフォルダがあってもその中身まで中央のサムネイルに表示してくれます。

真ん中が取り込み元にある画像のサムネイルです。RAW画像でもサムネイルが生成されます。以下の図ではグリッドモードですが、サムネイルの写真をクリックすることで拡大できます。チェックがついている写真が取り込まれます。すでに取り込まれている画像にチェックをつけることはできません。

右側が取り込み設定をする場所です。(以下で詳しく解説)

lightroom-import2

形式や、移動・コピーを設定

サムネイルの上には「DNG形式でコピー、コピー、移動、追加」という4つのメニューがあります。

file type

DNG形式でコピー

RAWファイルを取り込むときに、Adobeが提唱しているRAW形式であるDNGに変換した上で保存先のフォルダに保存します。もちろん取り込み元のRAWファイルは削除されません。

DNGに変換すべきかどうかですが、筆者はあまり推奨しません。詳しくは別記事で書きました。

RAWをDNGに変換してはいけない理由

コピー

チェックがついた画像を保存先にコピーします。コピーなので取り込み元の画像は残ります。

移動

チェックがついた取り込み元の画像を保存先に移動します。取り込み元から当該の画像は消去されます。

追加

チェックがついた画像を移動もコピーもせずに単にカタログ上のデータベースとして取り込むだけです。取り込み元が外付けHDDやSDカードのように取り外し可能な場合、取り外してしまうとカタログからその画像へのリンクが切れてしまい編集等が出来なくなるので注意が必要です。

ファイル管理

プレビューを生成

Lightroomは非破壊で画像編集をするためJPEGであってもプレビューを生成する必要があります。

最小

サムネイルサイズのプレビューを生成します。パソコンの容量をあまり取りたくないときに有効です。高解像度のプレビューは拡大するときに生成します。

埋め込みとサイドカー

最高画質のプレビューを生成します。そのかわり生成に時間がかかる上、使う容量も大きくなります。

標準

Lightroomの現像システムで現像したプレビューを生成します。カタログ設定>ファイル管理 標準プレビューサイズを変更できます。

1:1

100%サイズのプレビューを生成します。時間がかかる上、サイズが大きくなりますが、ズームがすんなりとできます。

スマートプレビュー

Lightroom5以降で使用可能。元画像が外付けHDDなどにあってアクセスできなくてもスマートプレビューによって編集することが可能です。またカメラにもよりますが2500pxぐらいまでなら書き出しもかのうです。スマートプレビューについては別記事で詳しく書きました。

Lightroomのスマートプレビューを使って外出先でも編集しよう!

重複読み込まない

同じ写真の読み込みを防止します。

別のコピーの作成先

DNG形式でコピー、コピー、移動を選択したときに使用可能。バックアップをとりたいときに向いています。

ファイル名の変更

テンプレート>編集でファイル名のつけ方を詳細に設定できます。日付、カメラ情報、連続番号などなど多彩な組み合わで名前をつけられます。

ファイル名変更機能については別記事へ

徹底解説!Lightroomのファイル名変更機能の使い方


naming

読み込み時に適用

現像設定

現像プリセットを設定することで取り込みと現像を同時に行うことができます。プリセットは自分で作ることもできますし、ネットで無料で利用できるものも多くあります。

プリセットの作り方とダウンロードしたプリセットのインストール方法は別記事で解説しました

Lightroomで現像プリセットをインストールする方法

Lightroom現像プリセットの作り方

メタデータ

著作権情報や連絡先などの情報を埋め込みたいときに使えます。

キーワード

写真のジャンルや、写っている人の名前などをキーワードにしておくと後で整理するときに大変役立ちます。もちろん取り込んだ後にもキーワードを追加・編集・削除することは可能です。

保存先

DNGとしてコピー、コピー、移動 を選んだ場合はその保存先を設定します。

俊逸な点は日付、月、年ごとにフォルダを作れることです。もちろんLightroomカタログ管理ですから直接フォルダを参照することはあまりないと思いますが、整理しておいたほうがいいと思います。

以上の設定を保存する

上で言ったような設定は、現像プリセットと同じくプリセットとして保存でき、頻繁に使う設定を保存しておくと便利でしょう。

import preset

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