知って得する。レンズのお話

一眼レフカメラの最大のメリットがレンズを選べることです。

今回はコンデジやスマホから一眼にステップアップする方に向けてレンズを解説したいと思います。

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レンズは「アクセサリ」ではない

カメラにはストラップ、保護シール、フラッシュ などのさまざまなアクセサリがあります。純正だけでなくサードパーティ製のアクセサリも充実しています。ですが、ストラップがなくても、保護シールがなくても、フラッシュがなくても写真は撮ることができます。しかし、レンズはカメラに取り付けるのですが「アクセサリ」ではなく、カメラに必須のものとなります。

レンズをつけないで撮るとどうなるのでしょうか?

レンズが無くてもシャッターを切ることはできますが、完全にボケてしまい何だか全くわからない写真になってしまっています。

左はレンズあり、右はレンズなし

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レンズあり

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レンズ名でわかる

普通、製品のスペックを知るにはメーカーホームページの仕様表を見なければいけませんが、レンズはレンズ名でおおまかなスペックがわかります。そのため、比較的長く、何やら数字がたくさんあります。例えば、キヤノン EF70-200mm F2.8L IS II USM や、キヤノン EF50mm F1.2L USM などです。

これらはどういう意味なのでしょうか?

EF70-200mm F2.8L IS II USM

でいうと、

  • EFはブランド名、対応するフォーマット
  • 70-200mmは焦点距離
  • F2.8 は開放絞り値
  • IS は手ぶれ補正あり
  • II は第2世代目
  • USM は高速AFのモーター搭載

を示しています。

フォーマット

大半の入門、ハイエンド機の一眼レフカメラはセンサーサイズがAPS-Cというフルサイズよりも一回り小さいものです。

フルサイズ用のレンズはAPS-Cにも使うことはできますが、APS-C用のレンズをフルサイズ機に使うことはできません。

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焦点距離

写真は空間の一部を切り取る芸術です。

焦点距離はその切り取る角度を決める大変重要なスペックです。焦点距離が短いほど画角が広く、長いほど画角が小さくなるので望遠になります。ちなみに、この「焦点距離」は35mmフルサイズカメラで撮ったときの焦点距離なので、APS-Cのようなサイズの小さいカメラで撮った場合は約1.5倍した焦点距離になります。

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絞り

焦点距離の次に重要な要素です。

絞りを簡単に言えば、穴の大きさです。レンズの中に光の量をコントロールする穴があり、被写界深度、F値で表記します。「F2.8」といったり「f/2.8」「1:2.8」と表記します。

数値が大きい方が穴が大きいと思いがちですが、数字が小さいほど穴が大きい(明るい)です。レンズ名に表記されている絞り値は一番明るい(値が小さい)になります。

絞りには明るさを決める以外にも「被写界深度」を決める要素です。被写界深度とはピントが合っている(ように見える)前後の範囲のことで、絞るほど(値が大きい)被写界深度は深く(ピントが合うように)なり、開くほど(値が小さい)ほど被写界深度は浅くなります。

絞りについて詳しくは別記事へ

初心者のために「絞り」を解説

手振れ補正

手持ちのときにはブレやすくなるので、手ぶれ補正機能はそのときの強い味方です。手ブレ補正機能はレンズ群のなかの一部のレンズをブレと反対方向に動かすことで手ブレを打ち消す機能です。望遠時には基本的にシャッタースピードを速くする必要があり、目安としては焦点距離以上なのですが、手ぶれ補正があれば2~3段遅くすることができます。

ただし、三脚使用で長時間露光のときは手振れ補正はオフにしておきましょう。軽微なブレを大きく補正してしまう誤作動を起こすことがあるからです。手振れ補正が付いていないメーカーのレンズもありますが、それはカメラ側のセンサーを動かして手振れ補正を実現しています。

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手ぶれ補正機能の各メーカーの名称です

  • キヤノン: IS
  • 富士フイルム, パナソニック, サムスン : OIS
  • ニコン : VR
  • ソニー : OSS
  • シグマ : OS
  • タムロン : VC

マウント

レンズにはマウントというものがあります。レンズとカメラの取り付け口の部分で、レンズはマウントが決まっていてその対応マウントのカメラしか取り付けることができません。例えば、キヤノンEFレンズはキヤノンのEOSカメラにしか使うことができず、ニコンやペンタックスのカメラに使うことはできません。

サードパーティ製レンズ

純正以外でもキヤノンやニコン向けにレンズを作っているメーカーがあります。その中で有名なのがシグマです。「サードパーティ製は質が悪い」と言うのは昔の話で、最近では純正に劣らぬものも多くあります。

サードパーティ製レンズを買うときには必ずマウントを確認しましょう。

 

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単焦点とズーム

単焦点は焦点距離が固定のレンズで、ズームレンズは焦点距離を変えることができます。レンズ名に70-200mm というようにmm表記に-(ハイフン)があればズームだということがわかります。

ズームすることで自分で動かなくてもアップにすることができます。これだけ聞くと単焦点を使うメリットがあまりないように思います。しかし、初心者はまず単焦点から使うことを私はオススメしています。

理由

  • 自分で動くクセがつく
  • 50mmレンズなら1万円台で買える
  • ボケみがある
  • 高画質でシャープ
  • 明るい(開放F値が小さい)

初心者は単焦点を使うべき理由について詳しくは別記事へ

一眼レフ初心者はまず単焦点を使うべき理由

フード

レンズを激突から保護したり、フレアを防ぐのがフードです。他のアクセサリと違い、基本的に一つのレンズに一つしかなく、レンズを買ったときに付属してきます。

フードについて詳しくは別記事へ

レンズフードのお話。

一緒に買いたいアクセサリ

「カメラは消耗品、レンズは資産」という言葉があり、カメラよりもレンズのほうが長く使える他、レンズにお金をかける人が多いです。レンズによって写真のクオリティが左右される部分が大きいので、レンズの保護やメンテナンスは大切です。

レンズを買ったら一緒に買っておきたいアクセサリを紹介します。

保護フィルター

レンズは大切な資産なのでぶつけてキズを付けてしまうのは絶対避けたいところです。保護フィルターを付けておけばそういった心配をしなくて済みます。ぶつけることはなくても「精神安定剤」にはなります(笑)。

レンズペン

両端はそれぞれブラシとクリーニングチップがあります

  1. ブロアーでレンズ先端の埃を飛ばす
  2. ブロアーで飛ばせなかった埃をブラシで取り除きます
  3. クリーニングチップで指紋などの汚れを清掃します

ブロアー

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

レンズは「アクセサリ」ではなく、カメラに必須のものであること、撮る写真はカメラよりもレンズによって大きく左右されることがわかっていただければと思います。

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