これだけは知っておきたい。レンズのゆがみについて

撮った写真が実際の状態より歪んでいたり、曲がって写っていたことはありませんか?これはレンズに歪みがあるために起こります。

今回はレンズの歪み(歪曲)と、それを補正する方法を解説したいと思います。

完璧なレンズだったら?

歪みを解説する前に、「完璧なレンズ」を考えてみたいと思います。

グリッドを撮影したときに線はまっすぐになり、曲がることはありません。

しかし、残念ながら現実に完璧なレンズはありません。歪みが出てきてしまいます。

技術的には完璧に近いレンズは作ることはできますが、価格が大変高価になってしまいます。

lens-without-distortion

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樽型収差(barrel)

画像の四隅を外に曲げて、中心部分が膨らんだ歪みのことです。帆船のマストが風を受けて膨らむのを想像するとわかりやすいかもしれません。画像を樽に巻きつけたように見えることからこう呼ばれています。直線になるべきものが曲がってしまいます。

中心は比較的歪みが少ないですが、周辺にかけて歪みが大きくなります。

魚眼レンズと呼ばれる超広角レンズではこの樽型収差の歪みが大きくなります。

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糸巻き型収差(mustache)

樽型収差と陣笠収差が組合わさった収差です。中心は膨らんでいますが、四隅に行くにつれ引き伸ばされていきます。

「あごひげ型」とも言う。

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陣笠収差(pincushion)

樽型収差は中心が膨らんでいたのに対し、陣笠(じんがさ)収差とは中心が凹んだ歪みのことです。樽型収差と同じように、直線になるべきところが特に周辺では曲がってしまいます。

ズームレンズや、短い焦点距離のレンズにテレコンを付けたときに発生しやすいです。

pincushion-lens-distortion

歪みを少なくする方法

歪みはレンズの性質なので、色収差などのように絞ることによって改善することはできません。ですので歪みの補正はPCのソフトで行ないます。

歪み補正は、明るさやコントラスト、トリミングの前か後かについては議論がありますが、どちらでもいいと思います。

Lightroom

lr-lens-correction

  1. Lightroomに写真を取り込む
  2. 現像モジュール(Dキー)
  3. 「レンズ補正」タブ
  4. 「基本」
  5. 「プロファイル補正を使用」にチェックを入れる

Lightroomにはレンズのデータベースがあり、どのレンズがどんな歪みや周辺光量低下の特性を持っているかが保存されていて、写真のレンズ情報を元に自動で歪みなどを補正します。

 

まとめ

いかがでしょうか。

レンズの歪みには糸巻き型収差、陣笠収差、樽型収差の3種類があることを知ってもらえればと思います。

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