PhotoshopとLightroomのベストなJPEG圧縮率を探る

PhotoshopやLightroomで編集し終わってSNSなどにアップするにはJpegなどの利用可能な形に変換する必要があります。PhotoshopのPSDやLightroomのカタログをそのままネットにアップすることはできないからです。

そこでLightroomとPhotoshopには「書き出し」という機能があります。ここでは書き出し形式、サイズ、圧縮率、ファイル名、メタデータの有無、保存先等々様々なことが設定できます。

今回はLightroomとPhotoshopでJPEGで保存するときに設定するベストな圧縮率を試してみました。

そもそもJPEGとは?

LightroomとPhotoshopで編集した写真を書き出そうとすると、形式(フォーマット)をJPEGにしたときだけ圧縮率を設定できることに気づくと思います。Lightroomであれば%(パーセンと)として、Photoshopだと「0〜12」の13段階で圧縮率を設定できます。

これはどうしてなのでしょうか?なぜJPEGだけなのでしょうか?

それは、JPEGはTIFFやPNGなどの他のフォーマットと違い、なるべくサイズを小さくしてWEBで扱いやすくするための形式だからです。圧縮するということはサイズが小さくなり、同時に画質も劣化します。圧縮して劣化した画質を、圧縮前のように元に戻すことはできません。

画像の形式(フォーマット)については別記事でまとめました。

JPEGとRAWって何が違うの? 写真の保存形式まとめ!

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PhotoshopとLightroomで書き出すには?

そのなかの圧縮率をどの設定にすればいいのでしょうか?

まずは書き出す方法です。

Photoshopで書き出す方法:

Photoshopは「書き出す」というよりも「保存する」といったほうがいいと思います。メニューの ファイル>別名で保存 するか、メニュー>書き出し>Web用に保存 という2つがあります。

以下のように画質は0から12までの13段階で選ぶことができます。0が最低画質、12が最高画質です。

Photoshop save as jpeg

Lightroomで書き出す方法:Photoshopでの作業は一般的なPSDやTIFFなどといった形式ですが、Lightroomはカタログという独自の形式です。Lightroomで編集した写真を書き出すには、グリッドモード(Gキー)かルーペモード(Eキー)にした、左下の「書き出し」というボタンです。

書き出し機能についての詳しい解説は別記事へ

【詳説】Lightroomの書き出し機能。

lr export

クリックすると書き出しダイアログが出てきます。そのなかの「ファイル設定」という項目で画像形式(この場合はJPEG)と画質(圧縮率)を選ぶことができます。

Photoshopは13段階なのに対し、Lightroomの画質設定は%(パーセント)になっています。

export jpeg

圧縮しすぎると?

「JPEGで圧縮しすぎると画質が悪くなる」といいましたが、実際どの程度悪くなるのでしょうか?

試してみました。

以下の画像は、左側は圧縮なし(Lightroomで画質100、Photoshopで言う画質12)に、右側は最大圧縮(LightroomとPhotoshop同じく0(ゼロ))にした比較です。

すると左側は画質が良いですが、右側はひどい画質になっています。

ではサイズ面ではどうかというと、圧縮なしは208 KBだったのに対し、圧縮した方は55 KBと約1/4になりました。

compression none compression maximum

サイズ面で言えば圧縮する方に軍配が上がりますね。サイズが1/4にもなるというのは大変魅力です。でも最大まで圧縮すると画質が大変悪くなってしまいます。

ベストな圧縮率とは?

あまり画質を落とさず、サイズも同時に小さくできる均衡点のような圧縮率はあるのでしょうか?やってみました。

JPEG画像をPhotoshopで圧縮率を変えながら保存しました。下はそのグラフです。縦軸がサイズ、横軸が圧縮率を表しており、1〜12までの数字はPhotoshopの圧縮率、カッコ内の%はLightroomの圧縮率です。

compressiong level chart

グラフを見てみると、圧縮率を100%(12)から75%(9)に下げると、サイズは半分以下になり、423 KB も少なくなっています。

では画質面ではどうでしょうか?

(以下の写真をこの記事にアップするときはJPEGからPNGに変換しています。)

左が100で右が80です。パッと見ほとんど変わっていませんし、よく見てみても画質はほとんど変わっていないことがわかります。

150423-134432-12-re 150423-134432-09-re

次は、圧縮率を80%から思い切って0%にしてみました。左が0%で、右側が80%です。比較すると、画質は目に見えて悪くなっています。一方、サイズ面では305 KBから97 KBと、約200 KBしか小さくなっていません。上の例では約400 KBも小さくなっているのに比べれば小さいですね。

150423-134432-00-re 150423-134432-12-re

以上からわかるのは、

JPEGは圧縮すると、ある一定までは画質はほとんど変わらずサイズは大幅に小さくできるが、ある一定以上小さくしても画質が悪くなるだけであまりサイズは小さくならない。

ということです。

まとめ

というわけで、書き出し時のベストな圧縮率は、Lightroomでは80%弱、Photoshopでは10が最適だということがわかりました。こうすれば、圧縮しても画質はほとんど悪くならず、サイズは約半分にできます。

ネットにアップするときなどにサイズを小さくしつつ同時に画質も保ちたいときには圧縮率は80前後にしましょう。

お役に立てればと思います。

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