初心者早わかり!「ISO感度」って何?

写真の上達に欠かせない知識の一つが、ISO感度というものです。

しばしば、写真のデータとして以下のような記述を見たことがあると思います。

  • EOS 6D, 1/250,F8.0, ISO100

「EOS 6D」はカメラ名、「1/250」はシャッタースピード、「F8.0」は絞り。「ISO100」が今回紹介する項目です。

ISOは、シャッタースピード・絞りと並んだ写真の露出(明るさ)を決定する3つの要素の一つです。

ISO感度とは?

International Standards Organization の略。「いそかん」とも略して読む。

ISO感度とは、カメラのイメージセンサーの感度のことです。上で言ったように100、200という数字で表す。ISO200はISO100の2倍の量の光を取り込むことができる。そのため、シャッタースピードを2倍速くする事ができます。もしくは絞りを1段絞ることができます。

 

ISO感度はデジタル以前のフィルム時代からありました。フィルムが入ったパッケージには「400」や「100」などの数字が書いてあり、これがISO感度を表しています。デジタルカメラはフィルムのように36枚のフィルム1本使い切るまでISOを変える事ができませんでした。デジタルカメラでは写真1枚ごとにISO感度を変える事ができます。これがデジタルカメラの大きなメリットです。

ISOはたいてい100からはじまり、カメラによりますが、最新のキヤノンのEOS 1D MarkIIは5万を超えています。手動で設定することもできますが、たいていは自動で撮ることが多いです。

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高いISO感度のデメリット

ISO感度を上げると、シャッタースピードを速くしたりできるなどメリットが多くあります。ならば「常時高いISOで撮ればいい」と思うかもしれません。シャッタースピードが速ければ手持ちでもぶれにくくなりますし、絞ることができれば画像が若干シャープになります。

しかし高いISOは、絞りや、シャッタースピードと同じようにデメリットがあります。それはノイズが増えることです。ISOは感度を上げるのはなんかの「魔法」ではなくて、センサーが受け取った光の信号を内部の画像処理で増幅させているのです。そのため、弱い光を増幅させると、それに含まれている小さなノイズも増えてしまうのです。ISO100では全くわかりませんが、カメラによってはISO800を超えるとノイズが目立ってきます。

ですので、F値やシャッタースピードが許す限りなるべく低いISO感度で撮影しましょう。

高ISOと低ISOの比較

以下の写真は、左がISO100で撮ったもので、右がISO6400で撮ったものを切り取ったものです。ISOが高い右の写真の方がノイズが多いのがわかります。

high iso vs low iso noise comparison

ノイズが多いのは必ずしも悪くない?

ノイズは、本来なめらかな写真をざらつかせてしまうためできるだけ減らした方がいいように思えます。ISO感度はできる限り低くして、ノイズはなるべく少なくしたいと思うのは自然だと思います。

しかし、人によってはノイズがあったほうが味わいがあると思う人もいるため、一概に高ISOが悪いというわけではありません。

また、ノイズの多い写真でもL版のような小さなプリントにすると、ノイズが小さすぎてほとんど気にならない場合があります。

ですので、ノイズが多いのは必ずしも悪いことではありません。「低いISOで撮るべき」というのはあくまで一般論です。

カメラでISOを設定するには?

ISOはシャッタースピードや絞りと並んで露出(明るさ)に重要な要素なので、カメラの画面ではたいていわかりやすく大きな文字で表示されています。

exposure_setting_on_display_dslr

ISO感度で考慮すべき要素

ISO感度を手動で設定する際にどんな点に注意すれば良いのでしょうか?

  • 光の量:光の量が多い昼間の屋外などでは低いISOでも速いシャッタースピードに設定できます。
  • 三脚の有無:三脚はカメラを固定するので、手持ちのような手ぶれの心配が少ないため、ISOを低く設定できます。最低のISO100に設定してもいいぐらいです。
  • ノイズの許容:上で言ったように、ノイズが多いのは必ずしも悪ことではないので、自分がどれぐらいノイズを許容できるかという主観による部分があります。
  • 被写体の動き:被写体が激しい動きをしていて、あえて止めて撮りたい場合はシャッタースピードを速くする必要があるので、ISOは高めに設定しましょう。

ISO感度のステップ

ISO感度には設定できるステップがあります。以下はISO800までに設定できる段階を表にしました。

1段 1/3段
100 100
125
160
200 200
 250
320
 400 400
 500
 640
800 800

まとめ

ISO感度は露出に重要な要素なのでしっかり理解しましょう。カメラの設定は基本的に自動でも問題ないと思いますが、必要に応じて手動で設定しましょう。

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