Macの「写真」アプリ入門

アップル純正の「写真」アプリの基本的な使い方を紹介しま〜す。OS X Yosemiteのリリースで、幸か不幸か(!?)アップル純正の写真管理ソフトは従来のiPhotoとApertureは「写真」アプリに統合されちゃったんですね〜。ですのでMacユーザーがアップル純正の写真管理編集ソフトを選ぶとなると「写真」アプリ一択なんです。

今回はその「写真」アプリのおおまかな使い方を紹介します。

特徴

  • RAWファイルをサポート:カメラの画質性能を最大限に活かせるのがRAWのメリットですが、写真アプリは主流のカメラのRAWはほぼ全てサポートしています。無料なのにRAWサポートしてくれてるんです!
  • 無料:LightroomなどのRAW現像ソフトはパッケージでは1万数千円、月額型では千円弱しますが、「写真」アプリはMacを持っていれば嬉しいことに無料なんです。
  • 非破壊編集が可能:ネットで無料で手にはいる画像編集ソフトの大半は画像のピクセルを直接変えてしまう破壊的編集です。「写真」アプリなら編集データと元画像は別々なのでいつでも元に戻すことができる非破壊編集なんです。
  • キーワードをつけることができる:被写体、季節、場所などなどをキーワードにしておけるので、あとから見つけやすくなります。
  • カラーマネジメントに対応:ディスプレイやプリンタなどのデバイスによって表現できる色は少しずつ異なります。その差を吸収するのがカラーマネジメントなのですが、「写真」アプリはOS XのColorSyncというカラーマネジメントソフトと連携して ICCプロファイルを読み取る→出力色空間に変換 をバックグラウンドで行ってくれるので色の心配をする必要はありません。(モニターのキャリブレーションは必要ですが)
  • 取り込み→編集・管理→プリント・出力 のワークフローが完結する:ワークフローを重視するのはプロカメラマンが多いです。取り込みから出力(プリントなど)まで一つのソフトで完結すれば他のソフトに切り替える必要がなくスムーズに行えます。
  • 白黒変換可能:上記では「写真」アプリは非破壊編集だと言いましたが、白黒に変換してもあとからカラーに戻すことができます。
  • インターフェイスがわかりやすい:アップル製品の多分に漏れず、インターフェイスはシンプルで洗練されています。iPhoneやiPadなどの他のアップルデバイスと親和性が高いのですぐに馴染めます。
  • アプリケーションとデータが別にある:アプリデータは「アプリケーション」フォルダに、データはデフォルトではピクチャフォルダの「.photoslibrary」というファイル(パッケージ)と、2つのデータがあります。
  • 他のアップルデバイスでも見れる・編集できる:iPhoneやiPadには同じ名前の「写真」アプリがあるんです。両者はiCloudで編集パラメータも含めて同期されるので他のアップルデバイスでも見ることができます。ただ、iCloudのデフォルトの容量は5 GBと写真を大量に保存するにはあまり大きくはないので月130円で50 GBにアップグレードしちゃいましょう。

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インターフェイス

写真、共有、アルバム、プロジェクトの4つのタブがあります。

photos app interface2

  • 写真
    • モーメント:ある「場面」をアプリが自動的に認識してグループ化する機能です。例えば○月○日にどこで撮影した一連の写真という具合にまとめられており、文字をクリックするとマップ上に写真が表示されます。その「ある場面」というのが厄介で、外で撮った写真とスクリーンショットが同じモーメントしてまとめられてしまい「おいそこちょっと違うだろww」と突っ込みたくなるようなこともあります。まあそこらへんはアップルのアルゴリズムの進歩に期待と言ったところでしょうか。
    • 年別:2016年、2015年などのように年別に見る機能です。ただ、サムネイルのセルが小さすぎてそのまま見るには適していません。そこで写真を拡大してさっと確認したいときには、サムネイルをクリックしながらドラッグするといいでしょう。
    • コレクション:年別をよく似ていますが、これはもっと詳しく分類されています。例えば、年別では場所は都道府県単位だったのが、コレクションではもっと詳しい地名が出ています。
  • アルバム:仮想的な「フォルダ」みたいなものです。デフォルトではパノラマ、お気に入り、セルフィー、バースト(連写)、スクリーンショットがあります。それに加えて自分でアルバムを作ることもできます。普通のフォルダと違うのは、このアルバムはどんなにたくさん作ってもアプリ上で複製されるだけで元画像は複製されず、容量を節約できます。スマートアルバム:条件を指定してそれに合った写真が自動でアルバムに追加される。例えば、
  • 共有:アップル製品を持つ他のユーザーと写真を共有することができます。コメントをつけたり「いいね!」をしたりもできます。「小さなInstagram」みたいなものです。
  • プロジェクト:作成したスライドショーなどが一覧で見れます。

読み込み方法

USBでiPhoneやiPadなどのiOSデバイス、カメラを接続したり、カメラのSDカードを挿したりすると、上のタブに「読み込み」というのが追加されます。それをクリックすると、そのデバイスやメモリーカードの中にある写真がすべて表示され、選択して取り込むことができます。

import to mac photos app

編集

  1. 右上の「編集」をクリック
  2. 補正、回転、トリミング、フィルタ、調整、レタッチ、赤目補正、などの機能があります。

mac photos app edit interface

 

便利な機能

写真アプリを快適に使うために、知っておくと超便利な機能を紹介します。

  • 写真を隠す:たいていの写真ソフトには写真を「残す」か「消去する」かの2つしかありません。しかし、気に入らない写真だからといって必ずしも削除したいとは限りません。そこで、写真を隠す機能があります。隠したい写真を選択>メニュー>イメージ>○枚の写真を隠す。隠されるだけで消去されたわけではありません。
  • 検索:右上に検索バーがあり、キーワードや地名を入力して検索することができます。
  • 左上のスライドバーでサムネイルの大きさを変更できる
  • ショートカット
    • .(ピリオド)でお気に入りに追加
    • Cmd+A全て選択
    • Enter 選択中の写真を編集
    • cmd+Opt+Sサイドバー表示/非表示
    • Spaceで選択中の写真セルを拡大
    • CMD+Lで写真を隠す
    • Cmd+Qアプリ終了

まとめ

写真アプリは、旧iPhotoの焼き直しではなく、全く新しいコンセプトで作られたものです。ですので旧来のApertureやiPhotoに慣れていると少し扱いにくいかもしれません。

使い方を大まかに紹介しましたが、やはり写真の中・上級者としてはLightroomをおススメします。写真の管理、編集、プリント、シェアといった一連のワークフローが完結するからです。機能的にもこの写真アプリのように妥協がなく、かゆい所に手が届く感じです。

写真アプリのデータはiCloudで他のアップルデバイスと同期されているのですが、iCloudの容量はデフォルトでは5 GBしかなく、足りないと思うのでアップグレードしましょう。月々130円で50 GBも使えます。写真だけでなくiPhoneやiPadのバックアップとしても使えます。

それにしてもアプリの名前が「写真」というのがあまりに平凡すぎるのでもっとユニークな名前にしてほしかったです。

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