中古レンズを選ぶときのポイント

一眼レフカメラの最大のメリットはレンズを選べることです。広角レンズから望遠レンズまで、空間を切り取る芸術である写真の切り取る角度を決める重要な要素です。しかし、レンズは高価です。安いものでも数万円しますし、高いものは100万円もします。

そこで嬉しいのが中古レンズです。

中古レンズのメリット

何と言ってもいちばんのメリットは安いことです、これは言うまでもないことだと思います。定価に比べて30%ぐらい安いです。レンズは高価なので安く買うことができるのは嬉しいですよね。

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マウントと大まかなスペックを決める

まずはカメラのマウントや撮りたい被写体に合わせて大まかなレンズのスペックを決めます。

  • マウント:キヤノンならキヤノンEFレンズか、シグマなどのサードパーティ製の対応マウントのレンズ、といったようにそのカメラに使えるマウントは決まっています。
  • 焦点距離:風景やポートレートを撮りたいときは70mmまでの広角(何mmまでを「広角」とするか厳密には決まっていませんが)。遠くのものを撮りたいときは70mm以降の中望遠・望遠レンズを選びましょう。
  • ズームレンズか単焦点か:ズームすることで自分で動かなくてもアップで撮ることができるので大変便利です。焦点距離を変えることができない単焦点を使うメリットはあまりないように思います。しかし、私としては初心者はまず単焦点から使うことをオススメしています。(詳しくは別記事の「一眼レフ初心者はまず単焦点を使うべき理由」へ)
  • 明るさ:レンズの名前には「F2.8」といったように開放F値が表記されています。この値が低いほど明るく、速いシャッタースピードでも撮ることができます。明るいに越したことはないのですが、明るくなるほど高価になる傾向があります。
  • 手ぶれ補正の有無:撮った写真がブレてしまったという経験はありませんか?手持ちというの想像以上にブレるもので、試しに懐中電灯などのライトを手で持って壁を照らしてみてください。ライトを静止させるのがいかに難しいかがわかります。そんなときに手振れ補正があるとブレる確率を減らすことができます。望遠レンズには必須です。

中古レンズは品質が悪い?

「安いのだから何か”訳あり”のレンズなんだろう」と思ってはいませんか?確かにそういうものもありますが、中古品はけして欠点があるというわけではありません。

前の持ち主がレンズを売る理由はさまざまです

  • 望遠レンズと広角レンズを買ったけど広角しか使わないので売った
  • キヤノンからニコンに乗り換えたのでレンズ一式を売った
  • 単焦点では撮りづらいので売ってズームに替えた
  • 急きょお金が必要になったので売った
  • 写真をやめた

といったようにけして「そのレンズが不良品だから」だけではありません。しかし中には不良品もありますので選ぶ際に注意する点を以下に挙げました。

注意点

中古レンズは定価に比べて安いとはいえ、やはり心配ですよね。以下はその中古品を選ぶときに注意したい点です。ネットでも購入することはできますが、中古カメラ屋で買えば実物を見ることができるのでそっちがおすすめです。

キズやカビがあるかどうか?

店舗等で実物が見れる場合には外観を見てキズがないかチェックしましょう。キズは少ないに越したことはありませんが、キレイな商品は高価になりますし、レンズ面以外のキズは写りに影響はないのでそれほど気にしなくていいでしょう。

ない方がもちろんいいですが、小さな傷であれば撮影に問題ない場合が多いです。ペンライト等で強い光に当ててレンズ表面や内部の埃の有無を確かめましょう。

チリや埃よりも深刻なのがカビです。保管状態が悪いとカビが発生してしまい、修理するには専門の業者に依頼しなければなりません。

落としていないか。多少のスレやキズは問題ありませんが、落下して凹んでしまっている場合は要注意です。

重要なのは、そのキズやチリが写りに影響するかどうかです。たとえレンズ内にチリがあっても写りに全く影響がない場合がほとんどです。あったとしてもF22ぐらいまで絞ってから写り始めます。

内部は壊れていないか

表面の傷や凹みは見ればわかりますが、レンズ内部の異常を正確に知るには分解してみなければわかりません。ですが、レンズを振ってみることである程度わかることがあります。振ってみて中でなにか「カラカラ」という音がする場合は内部で何か壊れている場合があるので買わないほうがいいでしょう。

AF/MFの動作

カメラに取り付けて試すことができるなら、AFを試してみましょう。フルタイムMFも動作を確認しましょう。「MFは使わない」と思ってもAFとフルタイムMFは内部でつながっているからです。

手振れ補正

手ぶれ補正はレンズ群の中の一部のレンズをブレの方向と反対に動かすことによって実現しています。意外と繊細な機構で、壊れやすい部分の一つですので必ず動作するか確認しましょう。

絞り

絞り環は複数の「羽」で構成された複雑なものなので、それがしっかり動作するか確かめましょう。

ズーム

単焦点レンズにくらべてスムーズレンズは機構が複雑なので、ズームできるかどうか確認しましょう。リングをスムーズに回せるかどうか確かめましょう。

付属品

  • 説明書
  • 元箱
  • フード
  • 三脚座

の有無。フードはそのカメラのモデルに合わせて作られているので、他のアクセサリのように簡単に交換できません。フードの有無だけは確認しておきましょう。

使用年数

前回使っていた持ち主がどのくらいの年数使っていたのかです。もちろん短いほどいいのですが、キヤノンのLレンズのような品質の高いレンズであれば前の持ち主が大切に使っていれば5~6年経っていても全く問題ない場合があります。

保証の有無

買ったレンズに不具合があったときに販売店の保証があるかどうか確かめましょう。保証期間内であれば返品・交換可能だからです。しばしば「メーカー保証期間内」と謳っているのを見かけますが、メーカー保証は最初の購入者にしか適用されず、中古品には適用されない場合があります。

どこで買う?

オンラインストア

ネットで買うメリットは言うまでもありませんが、商品の実物を手に取ることができないことと、販売者の「顔」が見れないという不安はあります。

オンラインストアでは実物を手にとることができないので、「商品説明」だけではわからない詳しいコンディションはメールなどで直接聞いてみましょう。

Amazon.co.jpではAmazon自身が販売する商品と、Amazon以外の業者や個人が販売している商品があります。後者をAmazonマーケットプレイスといって、中古レンズはここで売っています。「Amazonマーケットプレイス保証」というのがあり、届いた商品が壊れていたりといったトラブルがあったときに出品者との間で解決しない場合はマーケットプレイス保証を申請することができますので安心して買うことができます。

中古カメラ屋

実店舗で実物を確認したり店員に質問したりできるのが一番のメリットです。「顔」の見える相手から購入できるという安心感もあります。

  • マップカメラ
  • カメラのキタムラ
  • カメラファン

まとめ

中古レンズは以上のような点に注意すれば品質の高いレンズが安く手に入れることができるのでおすすめです。

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