初心者早わかり!被写界深度とは?

写真に少しでも興味がある人なら、「被写界深度」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。しかし聞いたことはあっても、それがどういう意味なのか、どう写真に使えるのかについては知らないのではないでしょうか。

今回は被写界深度について解説したいと思います。

被写界深度とは?

写真を撮るときには、撮りたい被写体にピントを合わせますよね。その被写体の前後にあるモノはボケますが、レンズや絞りや距離によってそのボケる度合いが異なるのです。そのピントが合っている(ように見える)前後の範囲のことを被写界深度といいます。

ピントが合っている範囲が狭いことを「被写界深度が浅い」と言い、その範囲が広いことを「被写界深度が深い」と言います。

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被写界深度をコントロールする方法

被写界深度を決める要素は3つあります。しばしば絞りのみで語られることが多いですが、それだけでなく撮影距離焦点距離があります。以下の表にまとめてみました

  • 焦点距離と絞りが一定の場合、撮影距離(被写体までの距離)が遠くなるほど、被写界深度は深く(広く)なります。撮影距離が30cmのときよりも2mのときのほうがピントが合う範囲は広くなります。
  • 撮影距離と絞りが一定の場合、焦点距離が長く(望遠)になるほど、被写界深度は浅く(狭く)なります24mmのレンズよりも200mmレンズのほうがピントが合う範囲が狭くなります。
  • 撮影距離と焦点距離が一定の場合、絞り値を大きく(絞る)ほど、被写界深度は深く(広く)なります。絞り値がF2.8よりもF8.0のほうがピントが合う範囲が広くなります。
 被写界深度 撮影距離
絞り
焦点距離(mm)
浅い
遠い
開く(明るく)
長い(望遠)
深い
近い
絞る(暗く)
短い(広角)

絞りについての詳しい解説は別記事へ

初心者のために「絞り」を解説

被写界深度を深くするとき

例えば以下のように近景と遠景の両方にピントを合わせたいときは絞り値を高く(暗く)すると被写界深度が深くなるのでピントが合っている(ように見える)範囲が広くなります。こういうシーンの場合はAFでピントをあわせる場所はいちばん手前にするといいでしょう。

Canon EOS 70D, 58 mm, 1-250 秒 (f - 11)
Canon EOS 70D, 58 mm, 1-250 秒 (f – 11)

被写界深度を狭くするとき

以下の写真は花に重点を起き、背景はぼかしたいのでF値は小さく(明るく)しました。

Canon EOS 70D, 70 mm, 1-100 秒 (f - 4.0)
Canon EOS 70D, 70 mm, 1-100 秒 (f – 4.0)

iPhoneアプリで被写界深度を知る

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iPhoneにField Toolsという被写界深度を計算できる便利なアプリがあります。これは被写界深度の範囲を計算するものなのですが、任意のレンズや絞り値の設定ができるのが特徴です。それだけでなく、カメラのセンサーサイズも35mmフルサイズをはじめ、メジャーなAPS-Cや多彩なセンサーサイズも設定できます。

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