コントラストをざっくりと理解する

写真をやっていて「コントラスト」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?「この写真はコントラストが高くて良い」などといいます。

今回はコントラストを解説したいと思います。コントラストは露出や構図と並んで重要な要素です。

コントラストとは?

実は、一口にコントラストと言っても一つではありません。

階調コントラスト

たいていコントラストについて語られるときはこれを指しています。

コントラストが低いと明るさの差が小さいです。

contrast-low

コントラストが高い例。上と比較してこれのほうが明るさの差が大きいです。

contrast-high

暗い部分と明るい部分の差、光の柔らかさ 太陽の光ー

硬い光はコントラストが高くなる

どんなときにコントラストが高くなるのでしょうか?

快晴の太陽の下で人を撮ると帽子をかぶっている人の顔が真っ暗になってしまうことがあります。これは太陽という1点の光源からの光のために明と暗の差が大きくなりするためです。例:快晴の太陽の下、裸電球。

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70 mm, 1-320 秒 (f - 7.1)
70 mm, 1-320 秒 (f – 7.1)

柔らかな光、霧、かすみがあるとコントラストは低くなる

光源が一点ではなく幅広い範囲からの光がある状態。雲のときだと太陽が直接当たらないので柔らかな光になります。

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コントラストが低い

カラーコントラスト

コントラストというと、上記の階調コントラストだけが語られがちですが、もう一つにカラーコントラストというのがあります。

カラーコントラストとは、色が全く異なる組み合わせのことです。

何をもって「色が全く異なる」というのでしょうか?

補色

以下のような色の円を見たことはあるでしょうか。これは色相環といって、虹の色をリング上に並べたものです。色はもちろん無限にありますが、その中から6色選んだものです。

円の対極の色を補色(Complementary Colors) と言います。緑の補色は反対側にある赤色。青の補色はオレンジと言った具合です。

color-wheel-complimentary

具体的な例で見てみましょう

色相環で赤の対極にある色は緑です。以下の例では赤い花と緑の葉の背景の組み合わせです。

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色相環で青色の対極にある色はオレンジ色です。

100 mm, 1-125 秒 (f - 8.0)
100 mm, 1-125 秒 (f – 8.0)

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コントラストを調整する

コントラスト調整といえば、PCの画像編集ソフトの「コントラスト」スライダで調整すると思いがちですが、コントラスト調整は撮影から始まります。

Lightroomで調整

コントラストを調整できる画像ソフトはたくさんありますが、ここでは私が愛用しているAdobe Lightroomを使いたいと思います。

ここでみなさんがおなじみの「コントラスト スライダ」が登場します。Lightroomでは、現像モジュール>基本補正 にあります。

コントラストには階調コントラストとカラーコントラストの2種類があるといいましたが、コントラストスライダで調整できるのは階調コントラストのみとなります。

階調コントラストがカメラの撮って出しで満足できない場合はソフトでコントラスト調整しましょう。

lr-contrast-interface

コントラストを高くしてみました。

まとめ

コントラストというと「明暗の差」として語られることがしばしばですが、対極の色の組み合わせもコントラストということがわかればと思います。

コントラストは構図や露出と並んで重要な要素です。

 

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