Lightroomの「コントラスト」と「明瞭度」の違いは?

Lightroomは写真の管理・編集・出力がこれだけで完結する大変優れたソフトです。その現像モジュールにはたくさんのパラメータがあります。それぞれがどんな効果があるのか試してみるのは面白いですね。

そうしていると、スライダーの中に「コントラスト」と「明瞭度」という似たような効果のスライダがあります。これは何が違うのでしょうか?

ちなみ、これらのスライダーはPhotoshopのAdobe Camera RAW(ACR)にもあります。これはLightoomの現像をPhotoshopでもできるようにしたものです。

コントラストとは

contrast-slider

PhotoshopやLightroomなどのたいていのソフトの編集スライダには「コントラスト」という項目があります。コントラストを上げると写真にくっきり感がでます。これは具体的にどういうしくみなのでしょうか。

以下の図のコントラストを上げてみました。

original-160921-025620 original-hgm-gradation

すると、暗い側はさらに暗く、明るい側は明るく、同時に色が濃くなりました。暗い側は黒くつぶれ、明るい側は真っ白に飛んでしまっています。

ヒストグラムはどうなっているでしょうか?ヒストグラムとは、ピクセルの明るさや色をグラフに置き換えたものです。コントラストをかける前は均等に分散していたけれども、かけた後はは左右に寄っていますね。

contrast-high-160921-025620-2 high-contrast-hgm

ヒストグラムについて詳しくは別記事へ

ヒストグラムって何?

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明瞭度とは?

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グラデーションに明瞭度をかけてみました。グラデーション1枚1枚のコントラストが高くなっていますね。上のコントラストのように暗部がつぶれたり、明部が飛んだりはしていません。

high-clarity-160921-025620 high-clarity-hgm

ヒストグラムを見てみると、なんと、普通の写真で見るようななだらかな山なりになっていますね!

でも、山なりになっているのは中間部分だけで、ヒストグラムの両端はほとんど変わっていません。明瞭度は一見するとコントラストも高くするように見えますが、ヒストグラムを見るとそうではなく、中間調の輪郭部分のコントラストのみを高くしていることがわかります。

明瞭度は輪郭部分のコントラストがある場合に効くので、例えば明確なトーンの差がない滑らかなグラデーションに明瞭度をかけても効きません

以下を左右にスライドしてみてください。左は明瞭度ゼロ、右は明瞭度100です。ほとんど全く違いがないですね。

コントラストを低くした場合

Lightroomでコントラストをー100にしてみました。いちばん明るい白が少しグレーになり、いちばん暗い黒が少し明るくなりました。ヒストグラムは中央に寄っていますね。

low-contrast-160921-025620-2 low-contrast-hgm

明瞭度を低くした場合

明瞭度を-100にしました。グラデーション1枚1枚の輪郭がぼやけでふわふわした感じになりましたね。ヒストグラムは+100にしたときのように、少し山がありますが、それは下のほうだけですね。

low-clarity-160921-025620 low-clarity-hgm

まとめ

いかがでしょうか。

明瞭度とコントラストを違いを見てみました。コントラストは全体の明暗差を大きくすること、明瞭度は中間調の輪郭部分のコントラストを調整するということが分かったと思います。

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