「USM」や「L」って何?レンズ名解説 キヤノン編

キヤノンのレンズラインナップを眺めていると何やら難しそうな「EF」や「IS」といったアルファベットがたくさんありますね。実はこれ、そのカメラメーカー独自の技術や愛称なんです。「普通」の製品の技術なんかはスペックシート(仕様表)を見ないとわかりませんが、レンズは特別で名前からそのメーカー独自の技術や愛称がわかるんですね〜。今回は、キヤノンのレンズの種類や技術の名称を解説したいと思います。

他のメーカーのレンズについては以下から

canon lens explained thmb

レンズの種類

キヤノンのレンズには3つ種類があり、一眼のセンサーサイズや、ミラーレスによって使い分ける必要があります。

EF

Electro Focusの略。すべてのEOSで使うことができます。1987年にこのマウントの第一号機が発売され、それ以前のFDレンズに取って代わりました。

EF-S

EFと似ていますが、EF-SはAPS-CのEOSにしか付けることができません。ですので35mmフルサイズやEOSのフィルム一眼には使用できません。とはいっても装着はできますが、周辺が暗くなってしまいます。EF-Sレンズを装着したカメラは焦点距離が約1.6倍になります。EFレンズに比べてサイズが小さく、軽くて安価というメリットがあります。

下で解説するLレンズはEF-Sにはありません。

EF-M

キヤノンのミラーレスであるEOS Mシリーズのみで使用できるフォーマットです。EF-Sと同じくセンサーのサイズはAPS-Cです。EF-Sと同じくLレンズはありません。

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レンズ「ランク」と技術

Lレンズ

聞いたことがある人は多いと思います、そうLレンズです。Lは英語で”豪華、贅沢”などを意味するLuxuryの頭文字を取っています。キヤノンのレンズではトップのブランド力があり、価格も高価になります。持っているだけでドヤ顔できます(笑)。高価なものではEF500mm F4L IS II USMなどの100万円以上するものもあります。レンズの先端のほうに赤い帯が入っているのが特長です。ホコリや水滴の侵入を防ぐ対策もされているためプロカメラマンも使っています。

しばしばTVのスポーツ中継で見かける大きな白レンズはEF400mm F4 DO IS II USM以外すべてLレンズです。

red-line

 II , III

レンズやエクステンダーの世代数を表しています。2代目以降にそれがわかるようにローマ数字を当てています。表記がない場合は第1世代(I)となります。

USM

Ultrasonic Motorの略称。レンズ内蔵のモーターによって高速で静音で正確なAFを可能にしています。ただ、ほぼ全てのEFレンズに備わっているのでぶっちゃけ気にしなくていいです。

STM

Stepping Motorの略称。キヤノンの最新のAFモーターで、起動・停止する時のレスポンスが速いことや制御性が高いという特長があります。構造上、手動でのピント調節はAF後可能となります。例:EF50mm F1.8 STM。

IS

Image Stabilizationの略称。「IS」と聞くとこのご時世違うISを考えてしまいますが…。英語を直訳すると「画像を安定させること」という意味で、手振れ補正機能のことです。手持ちの撮影というの想像以上にブレるものです。試しに懐中電灯を持って壁に光を当ててみてください。静止させるのがいかに難しいかわかります。手振れ補正は特に望遠レンズには絶対必要で、これがないとブレブレで目も当てられないひどい写真になってしまいます。一部望遠系のLレンズでは流し撮りに対応した機能もあります。シャッタースピード最大4段分の手ぶれ補正が可能なので、例えば1/100のところをなんと1/40まで遅くすることができます。。

具体的なレンズ名で見てみます。

EF70-200mm F2.8L IS II USM

でいうと。EFとは全てのEOSカメラで使えるレンズ群のこと。70-200mmとは焦点距離が70mmから200mmまで可変できるズームレンズのこと。F2.8は光の量を調整する絞りの値が2.8という意味。LはLレンズ。ISは手振れ補正機能内蔵。IIはEF70-200mm F2.8L IS USMの後継機種という意味。USM:高速なAFを実現しています。

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